行動連鎖と順行連鎖化・逆行連鎖化

行動連鎖と順行連鎖化・逆行連鎖化

一口に言えてしまう行動もいくつかの細かい行動がつながっていることはよくあります。
例えば、手を洗う、という行動1つとっても、洗面台の前に行く→石鹸をつける→石鹸を泡立てる→蛇口をひねる→泡を水で洗い流す→蛇口をひねる→タオルで水をふく、といった具合に行動がいくつもつながっているわけです。このような行動のつながりのことを「行動連鎖 behavior chain」といい、そのような行動は、一つ前の反応が次の反応の弁別刺激となっています。このような行動のつながりを作ることを「連鎖化 chaining」といい、それには順序どおりチェーンを作る「順行連鎖化 forward chaining」と、逆順に作り上げる「逆行連鎖化 backward chaining」があります。

 

動画について

このVTRにある指導では、音の発声を一つの行動の単位と考えています。単語の語尾だけを発声する子どもに対して、逆行連鎖化を図って発語の促進を狙っています。音節分解したものをパソコン上に四角いマスで示すことで、2音節、3音節、それ以上と連鎖させていきました。

みなみ